2012.10.4(木)
コミュニティビジネスという言葉を見聞きしたことのある方は多いと思いますが、実際はどういうことなのか、はっきり説明できる人はそんなにいないかもしれません。私もそういう中の1人だったのですが、今年の3月に東京都行政書士会の研修でコミュニティビジネス(CB)について、考え方や各地の実践事例について、NPO法人 コミュニティビジネスサポートセンターの代表である永沢映先生のお話を伺う機会がありました。
コミュニティビジネスとは、ひと言で表現すると「地域の課題を、市民がビジネスの手法で解決する事業活動」となるでしょうか。
地域の抱える課題や問題を解決するためには、効率的で安定的かつ継続性のある活動が必要です。そのためには事業として収益をあげていくことが大切で、そこには「ビジネスの視点や手法」を活用することが欠かせません。
今の時代、地域・コミュニティが見直され、地域の特性を活かしたまちづくりやお互いに顔が見えて助け合えるコミュニティづくりが言われるようになりました。コミュニティビジネスはそこで生活する地域住民が活動主体となることによって、自己実現や社会貢献を果たすことができる満足感や生きがいを感じることができるので、地域社会全体の活性化にもつながるものです。
色々と理屈を並べてしまいましたが、私がコミュニティビジネスに興味を持ったのは、永沢先生のお話を聞いて、とてもワクワクして楽しかったからです。全国のコミュニティビジネスの事例をいくつか紹介してくださったのですが、それぞれの地域で、地域の特性に合わせて、そこにある課題を解決するために、色々な人や機関が繋がって、工夫して様々な活動を展開していて、その活動が軌道に乗ると、地域の課題も少しずつ良いほうに向かい、かかわっている人たちが元気になっていく様子が伝わって、本当に『ワクワク』というのが私のそのとき感じた気持ちにぴったりです。
それで、単純な私は「私もこんな活動にかかわっていきたい」と強く思ってしまったのでした。