今年も 「演劇で知る 成年後見制度と消費者トラブル」

2011.11.25(金)

 前回書き込みをしてから、いつの間にか4か月も過ぎてしまいました。何度も書かなくちゃと思いながら、書きたいことも色々あったのですが、結局そのまま今日まできてしまいました。ほぼ毎日関わっていた仕事が一段落したこともあり、これからは本当にもっとまめに、気軽に書いていきたいと思っています。

 練馬区社会福祉協議会の権利擁護センター『ほっとサポートねりま』は練馬区の成年後見制度推進機関となっており、成年後見制度の啓発普及活動も行っています。昨年は「演劇で知る成年後見制度」ということで、劇団「響王(ひびきんぐ)」とともに脚本から作り上げた演劇を上演したことはこのコラムにも書きました。

 その『ほっとサポートねりま』が今年は練馬区消費生活センターとの協働で、「認知症になっても 悪質商法にあっても 安心して暮らすために」という少々長いタイトルの演劇を、昨年と同じ「響王」の協力を得て上演し、その後には高齢者の消費トラブルと成年後見制度についての解説もするというイベントを開催しました。

 今回の演劇は、高齢者だけでなく家族みんなが悪質商法に引っかかってしまうという内容で、これでもかというぐらいに今問題となっている悪質商法が出てきます。布団の訪問販売、家の点検やリフォーム詐欺、一か所に集められて周りのさくらに煽られて高額商品を契約してしまう、いわゆるSF(催眠)商法、念の入った投資商法等々、わかりやすく少々誇張されていますが、とても巧妙だということがよくわかります。一人暮らしでさびしい思いをしている高齢者の方が、訪問してやさしく話を聴いてくれる業者に心を許してしまうことも、わかるような気がしてしまいます。

 家族がいても地理的に遠かったり、働き盛りの世代では忙しかったりで、なかなか親の様子を見に行くことは難しい場合もあるかと思います。家族が電話すると変わりなく応対していたので大丈夫だと思っていたら、実は悪質商法に引っかかっていたとか、家の中が散らかって金銭管理も難しくなっていたとか、そのような話をこのところ何件か続けて見聞きしました。親御さんにしてみれば、子ども達には迷惑をかけたくないという気持ちが強いのだと思います。訪問できる距離ならば、時々様子を見に行くとか、遠隔地であれば、借家であれば大家さんにお願いしておくとか、地域の民生委員さんや地域包括支援センター(行政)と連絡をとっておくとか、何かしら周りの社会資源とつながりを持っておくと、いざというときに慌てないですむかもしれないですね。

 とにかく、「響王」の演劇は楽しくて笑いながらも心にジンとくるものもあって、とてもよかったです。
後半の消費者トラブルと成年後見制度についての解説もわかりやすくて、困ったときには「消費生活センター」や「ほっとサポートねりま」に相談すればいいんだなということも、皆さんに認識していただけたのではないかと思います。