頑張ってるミュージシャン

2011.5.4(祝・水)

 前回音楽についてということで書きましたが、今回も音楽関係で……。

  私ぐらいの年代になると、学生時代の同窓会が「卒業何周年」ということで開催されることが多くなるようです。私の場合もこの5年間ぐらいで、中学、高校の同窓会、大学の部活の同期会が開かれて、それこそ卒業以来という人とも再会する機会がありました。その中で、小中学校時代の友達と高校3年のときのクラスメイトにずっと音楽活動を続けている人がいることがわかり、同窓会をきっかけに彼らのライブに顔を出すようになりました。

 

 そんな二人を紹介させていただきたいと思います。それぞれにホームページをお持ちなので、プロフィールや活動の詳細はそちらを確認してみてください。

 ☆山石敬之さん (高校3年のときのクラスメイト) 
  http://www10.big.jp/~t-town/Y'sFactory/   

 彼に言わせると「高校時代のことはよく覚えてないんだよね」ということで、クラスの幹事をがっかりさせていましたが、高校1年の終わり頃に開催されたクラス対抗の合唱コンクールの課題曲を作詞作曲し、クラス会では私たちのリクエストでミニライブを行って、その時の曲を披露してくれる一幕もありました。
 最初はどんな音楽をやっているのかもわからないままにライブハウスを訪れたので、行ってみて場違いな雰囲気だったらどうしようかとドキドキしましたが、周りのお客さんはそんなに若すぎることもなく(失礼!)、違和感なくその場を楽しむことができました。歌った曲もとても心に響くものが多く、ピアノは元々うまい人だと思っていましたが、その指の動きと力強いタッチにはびっくり。彼のCDを買って帰って家でもずっと聴いていたら、しばらくは頭の中で彼の曲が響き続けていました。それからは地方も含めて年に15本前後のライブのうち、3,4回はお邪魔している状況です。

 ☆JILL(ジル)さん (バンド PERSONZのボーカル)
   http://personz.syncl.jp/?page=6&p=diarylist

  小中学校が一緒で、幼ななじみの感覚。そんなに親しかったというわけではないのですが、その頃から色白でとてもかわいい女の子でした。それこそ同窓会のときに音楽活動をしていることを聞きました。PERSONZは結構メジャーなバンドであるにもかかわらず、私はそれまで知りませんでした。何人かの同窓生は、やはり同窓会をきっかけにすでにライブを訪れていたようなのですが、私は最近になって行くようになりました。私と同じ年齢で現役ロッカー。舞台では飛んだり跳ねたり回ったり。「イェーイ」の世界はいつもこちらが元気を貰えます。年々声の音域が高くなるとも言ってました。素晴らしい!!

 何より二人ともずっと現役を続けていることがスゴイと思います。ひとつのことを追求することはなかなか難しい、特にミュージシャンの世界は浮き沈みが激しいだろうし、ファンの心をずっと捉えて離さないためには、常に努力が求められると思います。二人とも結構自制した生活をして、健康管理にも気を遣っている様子。さすがにプロだなと感じます。

 この時期にどうしてこの二人のことを話題にしたかということですが……
  3.11の震災後、ちょうど二人ともライブを控えていて、PERSONZは東北ライブを延期したようですが、山石さんは4.8の渋谷での誕生日ライブについて、被災した方々が困難な生活をしていて、東京も節電の動きが強い中、ライブを行ってもいいのだろうかと悩んだそうです。当時の日々の気持ちの揺れや世の中の動きに対する感想等をホームページの掲示板に綴っており、悩んだ末に4.8のライブはやるという決心をしたということだったので、それならますます応援しなくては、と私も参加しました。
 いつもよりもトーク少なめで、それぞれの曲に想いがこもっていることが伝わってくる、それでいてその場にいる人たちが元気をもらえるような、その空間にいられてよかったなと思えるライブでした。震災後に今の状況を思って創った曲(樹形図)も披露されました。いつもなら彼の誕生日ということで、ケーキやプレゼント等お祝いムードがあふれているのですが、その代わりに被災地への義援金の募金箱が置かれていました。また、帰りにはライブに参加した人への山石さんからのお土産ということで、自身の選曲によるCDがプレゼントされました。ライブの最後はそのCDにも入っている、サイモンとガーファンクルの「明日に架ける橋」が流れ、あらためてこの曲の持つ力を感じたような気がします。山石さんも、「明日に架ける橋を最後に流したら、みんな持ってかれちゃう気もしたけど、こういうときだから仕方ないよね」と話していました。

 PERSONZのライブは4.17にやはり渋谷のライブハウスで行われ、招待客という扱いをしてもらった我々の仲間は、2階最前列の椅子席から舞台を見ることができましたが、1階席のお客さんは最初から最後まで総立ちのノリノリ。こちらもJILLがトークで震災について心を痛めていることを伝え、舞台にはなんと福島からのお客さんとして、ヒーロー「ダルライザー」が登場。被災地への応援を呼び掛けました。そしてこちらでも物品販売の隣に義援金の募金箱が置かれ、募金した人にはかわいいカンバッチを配っていました。

 

 サザンオールスターズの桑田さんを中心にしたミュージシャンが応援ソングを歌ったり、東北に縁のある歌手が被災地へ行って歌ったり、ジャニーズ事務所も大々的に義援金を集めたり、ミュージシャンとして被災した方や地方への支援をしている人はたくさんいます。みんな自分のできることで困難を抱えている人を元気にしたい、笑顔になってほしいという気持ちで活動をしているのだと思います。

 前回も書きましたが、音楽やその他の芸術・文化というものは、被災した方にとってすぐには役に立たないかもしれませんが、必ず音楽や芸術の力が必要になるときがあると思います。そういうときにミュージシャンは力を発揮し、それによって元気をもらった方々からミュージシャンも逆に色々な力をもらって、よりよい音楽、芸術が生まれるような気がします。

 何も芸のない私は、そういう面でも役に立たないと思うと淋しいし申し訳ない気持ちでいっぱいですが、頑張っているミュージシャンを応援することで、間接的に被災地の方々の力に少しでもなれたらいいなと思っているところです。