2011.2.6(日)
時々このコラムでもその活動を紹介している「地域福祉おたすけ隊」と「光が丘地区住民組織連合協議会」が主催する防災講演会が開かれました。今回は『防災のための知識と地域のたすけあい』をテーマに、財団法人市民防災研究所理事の池上三喜子氏が自身の体験や各地の事例を紹介しながら、わかりやすく具体的にお話ししてくださいました。
火災は警報機を付けたり、火の元に注意するということで火災自身を防ぐことが可能ですが、地震等の災害は発生を防ぐことは難しいので、いかに災害が起こった後の被害を少なくすることができるか、という『減災』の観点が大事というお話しに、なるほどそうだな、と納得。 災害後の助け合いには、日頃の地域のつながりや訓練が大事ということも、わかってはいてもなかなか実践できないものですが、あらためて地域のたすけあいの重要性が実感できました。
最初に見た映像の中で、震災を経験した人が「今地震が起こって、では皆さん助け合いましょう、といってすぐにできますか?」と問いかけていたのが印象的でした。
私も日頃の準備が大事ということはわかっていても、実はなかなか実行できないでいるのですが、身近なところからやらなくては、と思いました。非常用リュックは用意しているのですが、中身を点検してみないと……。
また、被災地等に支援に行く場合の心得や、女性の視点から防災を考えるというお話しも出て、とても参考になりました。