2009.12.20
2009年10月にスタートした若年認知症ねりまの会「MARINE」のクリスマス会に参加しました。 若年認知症のご本人や家族を支えあう仕組みづくりをめざすグループで、家族同士、本人同士の交流の場としての集いを開催しています。
プログラムは1部と2部に分かれていて、1部では家族同士が話し合いをしている間に、若年認知症のご本人はスポンジケーキにデコレーションをしてケーキ作り。ケーキが出来上がった頃に2部のクリスマス会が始まりました。プロによるキーボードの弾き語りでクリスマスソングやお気に入りの歌をリクエストして楽しみ、手作りケーキを味わった後にはビンゴ大会。
若年認知症の方々はご夫婦で参加していましたが、皆さん生き生きと楽しそうな様子でした。仕事で要職にあって、ストレスが溜まっていた方が、若年認知症をきっかけに仕事も休み、かえってほっとして、新しい生き方ができるようになったのかもしれないと奥様がお話しされるのを聞き、お互いを気遣いながら楽しそうに過ごしているご夫婦の姿を見て、なんだか心が温かくなりました。
認知症の家族会というのは各地にできてきましたが、なるべく近くに、安心して参加できる場、本人も一緒に行かれるような場があることは、ご家族にとっては大きな心の支えになるのだろうと思います。