2009.9.26(土)
きょう、2009年 首都圏統一 帰宅困難者対応訓練というものに参加し、日比谷公園から地元の光が丘公園まで、20㎞弱を歩いてきました。
「帰宅困難者」って何? と思われる方が多いことと思います。 これは首都圏で大規模な地震災害が発生したときに、自宅まで帰る交通手段をなくす人々のことを言います。その数は650万人にものぼるそうです。災害で電車が止まり、道路も混乱をきたした場合、ひたすら自宅をめざして歩いて帰らなくてはならなくなります。 そんな場合を想定して、大勢の人が沿道に住む人やお店の支援を受けながら、安全に自宅に帰るためにはどうしたらいいか。歩く人と沿道で支援する人や団体の両方が考えながら行うのがこの訓練ということになっています。
私は今年のゴール地点である光が丘公園が近くにあるので、そこでゴールした人の支援のお手伝いをしようと思っていたのですが、関係者に「手伝いの手は足りているので、よかったら歩くほうで参加してください」と言われ、歩くことは嫌いでないので、それなら、と参加を決めてしまいました。職場単位や家族で参加する人が多い中、おばさん一人でちょっと淋しかったですが、都心から地元までのルートが具体的にわかったですし、気候もいい時期なので、周りの景色を見たり、「こんなところに面白そうなお店が…」といった発見もあり、さすがに最後のほうは足も疲れましたが、結構楽しく、気分的にはすっきりしました。 とはいえ明日の朝が起き上がれるか???
休憩所であるエイドステーションやゴールでは温かく迎えてくださり、沿道では立って案内したり声をかけてくださったスタッフやそれぞれの地域の方々に感謝です!
ただ、実際の災害時にはなかなか訓練のようにはいかないだろうと思います。でも、何もしないよりは、やはり色々なことを想定してみることは大事ですよね。私が一番心配なのは、トイレでしょうか。
いずれにしても、久しぶりにたくさん歩いて気持ちよかったです。学生時代に山手線一周ハイクをしたり、海岸沿いを夜通し歩いたこと等思い出してしまいました。