オレンジカフェアリスの近況
2022年3月9日(水)
光が丘の介護事業所であるNPOむすびの主催で、むすびの場所を利用して行っている「オレンジカフェアリス」は、新型コロナウイルスの感染拡大が始まってから、緊急事態宣言が発出されてむすびの会場が使えない時期を除いて、定員を絞って、マスクの着用、検温、手指消毒の徹底等感染対策を講じながら開催しています。
開催できなかった時期も、皆さんのつながりが途絶えないように工夫をしてきました。近所のカフェで朝の短時間に三々五々集って、ちょっとしたおしゃべりをしたり、むすびのベランダで花や小さな野菜を育てるアリス・グリーン・グループ(AGG)や光が丘管弦楽団の活動を支援するアリス・ミュージック・グループ(AMG)を立ち上げて、関心のあるメンバーが活動を続けていました。
アリスが再開した今でも、アリスが始まる前にはAGGのメンバーがベランダで水やりや植え替えを行っています。また、最初に簡単な体操をしてから、光が丘管弦楽団のコンサートミストレスを務める参加者が、ヴァイオリンで毎回季節に合わせた色々な曲の演奏をしてくださいます。
コーヒータイムの後は、講師をお招きしてのミニ講座や、参加者によるお話、クイズ、体操といったことを、皆さんが楽しめるように工夫して行っています。
2月の最後には地域の民生委員さんをお招きして、民生委員がどんな立場でどんな活動をしているのかということをお話ししていただきました。そして、3月第1週は酒井が社会福祉士の仕事について簡単にお話をして、実際にどんな仕事をしているのか事例を披露したところ、参加者の皆さんから様々な質問が出ました。特に成年後見制度については、なかなか身近に具体的なことを聞く機会がないようで、日頃疑問に思っていることについての質問がたくさん出され、活発な質疑応答となりました。
次週は地域包括支援センターの職員さんにおいでいただき、地域包括の仕事について簡単にお話しいただき、その後、アリスのメンバーにボランティアで「見守り訪問員」という活動をやっている方がいるので、その活動の実際についてお話ししていただく予定です。
アリスに来ていると、色々と役に立つ知識が得られると皆さんにも好評です。もともとNPOむすびはケアマネージャーがいる居宅介護事業所と訪問介護事業所をやっているので、介護の相談はむすびにつないだり、アリスのリーダーも介護福祉士で介護のプロなので、アドバイスができます。楽しみながら役に立つ情報が得られる場所として、これからもオレンジカフェアリスを、参加してくださる皆さんと一緒に続けていきたいと、年度末を前に気持ちを新たにしました。 それにしても、毎回何をやるか、ネタを考えるのに四苦八苦する状況は続きそうです。