エンスプリングの注射 その2
2021年10月30日(土)
視神経脊髄炎の再発予防の注射であるエンスプリング(サトラリズマブ)の注射を、月1回の定期受診の際に打つようになったことは前に載せました。後遺症の痛みにも効く可能性があるということで3月から始めましたが、私の痛みには効果がなさそうです。そのため、半年過ぎた頃に、もうやめるのかと思って医師に聞いたところ、もう少し続けましょうと言われました。また、今後は今まで病院で看護師さんに打ってもらっていた注射を自分で打つことができるようになったので、練習して自宅で自分で打つようにしましょうと言われました。結局本来の目的である再発予防のために打つことになりそうです。それにより、同様に再発予防の薬として服用していたステロイド(プレドニゾロン)が少しずつ減り、なんと10月の受診時に「やめてみましょう」と言われました。ステロイドは量は減らしても、ずっと飲み続けないといけないと思っていたので、予想外のうれしいことでした。
というわけで、先月から自分で注射を打つための指導を受け、今回は看護師さんの見守りのもとに、初めて自分で自分のお腹に打ってみました。手順さえ間違えなければ意外と痛みもなく簡単にできてしまって、自分でもびっくり!
よく糖尿病の方がインスリンの自己注射をしていると聞いて、よくできるなぁと思っていましたが、慣れれば(?)できるものなのですね。
ただ、この注射、高額なのが難点。私は難病の助成を受けているので上限額が決まっていますが、それでも毎月上限いっぱいまでかかるので、結構な金額になります。病気の診断がついて難病助成の申請ができればよいですが、症状があってもはっきりと診断がつかない患者さんもいるので、そのような場合はあまり高額になる治療は受けられないのかと考えると、治療の選択肢の幅が狭くなるのだろうなと考えてしまいます。