2011.4.12(火)
東北地方太平洋沖地震から1カ月が過ぎました。ここにも何か書かなくてはと思いつつ、考えがまとまらず、結局何も書き込めないまま今日になってしまいました。
あの地震の後から、テレビでは津波に襲われた被災地の惨状が伝えられ、避難所で暮らす方たちの生活が映し出されています。しばらくしてからは、大変な中でも助け合いながら前向きに進もうとする被災者の姿や、子どもたちが辛さを胸にしまって明るく日々を過ごしている映像が流れて、見ている私も感情が揺すぶられ、涙腺が緩くなってしまったようです。
今も家族をすべて失った高校3年生の女の子が「もう泣かない」と決めて、明るく生きようとしている姿を取材した特集をやっていました。「自分が色々な人に勇気づけられたように、自分も誰かを勇気づけられる人になりたい」と笑顔で話している姿に、どうしてそんなに強くいられるのだろうと胸が熱くなりました。
自分も何かやらなくてはいけないのじゃないか、何ができるのだろうと焦るばかりの日々ですが、現地で役に立つ技術や資格があるわけではなく、体を使って働くほど若さや体力もなく、エンターテイメントや音楽で元気づけることもできない。結局は被災した方やその地域のことを思って、時間が過ぎても忘れることなく考えながら、まずは自分の場所で毎日を大切に生きることしかできないのだろうと思います。あらためて命の大切さとはかなさを感じながら。
やはりうまく言葉にできない、自分の表現力の乏しさに悲しくなります。