酒井行政書士事務所

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祖母のお友達は102歳

2010.3.30(火)

   きょうは私の祖母の女学校時代からのお友達に会いに、青梅線の羽村にある特別養護老人ホームを訪ねました。春休みで家にいた娘も一緒です。 

 私の祖母はもう10年ほど前に亡くなりましたが、その祖母には女学校時代から仲の良かったお友達が二人いました。学年は違っても寄宿舎で一緒だったそうです。

 私はずっと祖母と一緒に暮らしていましたが、よくそのお二人は我家にも遊びにこられていました。そのうちお一人は何年か前にお亡くなりになりましたが、もう一人のお友達が102歳で特別養護老人ホームで暮らしていらっしゃいます。

 私の祖母はきちっとした人で、私は孫として可愛がってもらいましたが、しつけには厳しい面もありました。それに対してお友達は全く違うタイプで、ちゃきちゃきしていながらおおらかな方です。今考えると、違うタイプだからこそ、祖母にとっては心の拠り所になるかけがえのないお友達だったのだろうと思えます。
 若いころからずっとお着物を素敵に着こなしていらして、80代になってから絵を始めたり、意欲的で楽しい方なので、私も子どもの頃から大好きな祖母のお友達でした。

 ただ、ご家族には恵まれず、ご主人を早くに亡くし、息子さん、お嫁さんも次々と亡くなられてしまったので、結局お一人でずっと郊外の特養に入っていらっしゃいます。

 私はその方が99歳になったお誕生日の頃から、1年に1回はお顔を見に行くようになりました。100歳のお誕生日はまだお元気で、私のことも覚えていてくださっていました。 でも、さすがに年齢とともに記憶があいまいになり、きょうは言葉もなかなか出てこない感じでした。ご本人もそんな自分のことをふがいなく思っている様子が伝わってきます。

 実は私の娘は小さい頃からバイオリンを習い始め、ちょうど祖母の喜寿のお祝いのときに、始めたばかりのバイオリンを披露したことがあります。なので、今度大学生になります、ということで、バイオリンを抱えて一緒に行き、ご本人の前で演奏を聴いていただきました。 こういうときにバイオリンはいいですね。どこへでも持って行って、すぐに弾くことができます。娘のことは多分わかっておられなかったと思いますが、目をつぶって、手を合わせて聴いてくださいました。

 帰りがけも、とても名残惜しそうにエレベーターの前で見送ってくださいました。こちらも「また来ますからね」と言いながら、施設を後にしました。

 この方、関係者は遠縁の方ぐらいしかいらっしゃらないようですが、訪ねてくるお客様は多いそうで、施設の職員も「先生か何かしてらしたのかと思いました」と話していました。きっとお人柄なのだろうと思います。私もまた機会を見つけてお顔を見に行きたいと思っています。

 一緒に行って心のこもった演奏をしてくれた娘にもありがとう!

 ちなみにその娘は、この春から大学の看護学科に進みます。


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