ゆうこさんの「障がい者理解」のミニ講座

2018年9月24日(月)

 9月3日(月)のオレンジカフェアリスでは、障がい当事者である浦尾裕子さん(ゆうこさん)による「障がい者理解について」のミニ講座がありました。ゆうこさんは生まれつきの骨の障害で、手足、背中、腰と全身の関節が変形したり軟骨がつぶれていて、40代の女性ですが、身長が小学三年生の平均ぐらいしかありません。背骨のゆがみや目の病気もあるそうです。それでも自分でどこでも動けるし、何でも食べられるということで、障害手帳の等級は一番低いものになっているとのことでした。

 今回はゆうこさんが日頃生活する中で、障がいがあって辛いと感じていること、障がいがある人とどう接したらいいの、どんな配慮をしたらいいの、といったことについて、色々な例を挙げたり、お手製の道具を使ったりして、とてもわかりやすくお話をしてくださいました。

 講座の内容については、ゆうこさんご自身のブログで公開されているので、ぜひそちらをご覧ください。

https://blogs.yahoo.co.jp/yupiko0120/18649587.html

  私自身が心に残ったのは、障がいがある人といっても一人ひとり皆違う。どんな人でも「されたらうれしいこと」「されたらいやなこと」は共通だから、どんな障がいや病気があっても、対等なひとりの大人同士として、敬意をもって接することができればいいのではないか、ということでした。
 障がい者というレッテルを貼って、自分とは違う特別な人として見るのではなく、ひとりの人間として、この人はどんな人なんだろうと関心をもって誠実に対等に受け止めてくれる人と一緒にいたらうれしいというゆうこさんの言葉には、自分の人に対する接し方をあらためて振り返る機会をいただきました。

 障がいや認知症は、自分や身近な家族の誰でも、いつでもなる可能性があるし、なったということだけで不幸になるわけではない。いつ誰が当事者になっても孤独にならないですむ環境、どんな人も地域で安心して生活できる社会を作ることがこれからの課題ではないか、という締めくくりは、まさにオレンジカフェアリスの目指すところと同じだなと心強く感じました。

 普段は長い間座っていることが難しい参加者の方もいらっしゃいますが、ゆうこさんのお話は、皆さんが時に頷き、時に笑いも起こり、とても真剣に聞いておられたのがとても印象的でした。

  講座終了後には聴いた方にアンケートをお願いして、感想や質問を書いていただきました。それを持ち帰ったゆうこさんは感想をまとめ、質問に対しては一つひとつ丁寧に回答を書いたものを10日もたたないうちに送ってくださいました。今回は大人対象なのでパソコンで打ったものですが、学生さん対象の講座では、質問してくれた人みんなに手書きで返事を書いているそうです。そのようなゆうこさんの姿勢は見習わなくては。

 ゆうこさん、本当にありがとうございました!

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