4.闘いから共存へ (3)血漿浄化療法での入院1
2018年5月10日(木)
昨夏に後遺症の頭の痛みが強くなり、その後も一時よりは治まった(もしかすると痛みに慣れたのか…)ものの、やはり痛みはずっと続いているので、少しでも改善される可能性があれば、ということで、2年程前にもやった『血漿吸着』という治療を再度受けたいと主治医にお願いしました。
「希望者が多いので、しばらく時間がかかります」ということで、2月から入院待ちの状態だったのですが、ようやく3月末に入院可能との連絡があり、約3週間の入院生活を送ることになりました。
『血漿吸着』というのは片方の腕等の静脈に針を刺して血を抜き、血漿成分をフィルターにかけて自己抗体や病気の原因となる物質を取り除いてから、もう一方の腕等から血を戻すという方法です。週に2回が基本で、それを5〜7回行うので、トータル3週間程度が目安となっています。
今回もまずひと通りのMRIやレントゲン、血液検査等もやってもらいながら、血漿吸着を4回受けたところで、頭の痛みにはあまり変わりがない(改善された実感がない)ので、それでは、別の血漿浄化の方法をやってみましょうか、という医師の提案で、吸着は自分の血をきれいにして戻すという方法でしたが、自分の血漿は全部捨ててしまい、代わりに血清アルブミン製剤の溶液を入れるという『血漿交換』をやってみることになりました。