4.闘いから共存へ (2)いつか富士山へ

2018年2月24日(土)

 富士登山を控えた8月初め、富士山への足慣らしの意味もあって、秩父の武甲山へ登りました。標高1304mで日本二百名山にもなっている武甲山は、石灰岩の採掘場としても有名です。
 前日に雨が降り、このままだと中止か?との状況でしたが、不思議と大丈夫だろうとの確信があり、案の定、当日雨はやんで山中は霧に包まれ、眺望は望めなかったものの、とても幻想的な雰囲気を味わうことができました。

 ただ、林の中を下る道が結構急なところがあり、それこそ飛ぶように下ると着地のたびに頭に響いて「イタッ!」と思わず声が…。平らな道に出た時にはホッとして、帰りは西武秩父駅前温泉で疲れを癒して帰りました。

 武甲山の下りが頭に響いたことが原因かどうかはわからないのですが、その後4,5日すると頭の痛みが強くなって、結構辛い状況になってしまったのです。自分でも不安になり、少し前に定期受診したばかりでしたが、主治医に連絡して検査をしてもらうことにしました。その結果、脳のMRIでは新しい病変は見られないということで、再発ではなさそうとのこと、少しホッとしたものの、痛みはなかなか改善せず、そんな中で富士山に登る予定の日が近づいてきました。

 昨年は台風の直撃で断念することになり、今年こそはと楽しみにしていた富士登山なだけに、何とか行きたい、でもこんな体調では途中で何かあったらみんなに迷惑をかける・・・ああでも…と揺れに揺れました。さんざん迷った末に、結局今回はキャンセルすることにしたのです。同行予定の二人には謝って、二人でツアーに参加してもらいました。

 富士山は標高も高いので、ただでさえ頭の痛いところに高山病になったらどうなるのだろうという心配があり、下山は砂走りルートの予定だったので、それこそ足が止まらなくなって頭にも響きそう、等々色々考えると、今の状態では難しいのだろうなとやっと自分の中でも納得することができました。それでも、一生の間にいつか、日本一の山に登ることができたら、との願いは持ち続けています。