(6)難病医療費助成制度
2016年7月31日(日)
視神経脊髄炎はいわゆる神経難病と言われる病気で、申請して認められれば医療費助成の対象となります。
難病というのは原因が不明で効果的な治療方法も確立されていないので、長期にわたる療養が必要な場合が多く、その治療費や薬代の負担が大きくなります。そのため難病に対する医療等に係る費用について、医療保険等適用後の自己負担分を助成するのが難病医療費助成制度です。
私の場合は最初に入院した時点では視神経脊髄炎という病名は指定難病に入っていなかったのですが、類似の病気である多発性硬化症が指定されていて、視神経脊髄炎も申請すれば助成が受けられますよと主治医が教えてくれたので、退院してすぐに区役所へ行って書類を手に入れ、主治医に診断書を書いてもらい申請しました。
申請が通って医療証が送られてくるまでに少し時間がかかりましたが、その助成のおかげで、毎月の医療費(薬代を含む)が一定限度を超えるとそれ以上は支払わなくてよいことになりました。
普段の通院ではMRI等の検査でもしない限り限度額を超えることはないので、あまり恩恵を感じませんが、入院時にも適用されるので、その場合は実際にかなりの費用がかかっていても、支払うのは上限額までということで、後に血漿交換療法という透析のような治療のために入院した際にはとても助かりました。明細で実際にかかった金額を見たときには、申し訳ない気持ちにさえなったほどです。