2011.2.15(火)

 先日2月11日に成年後見推進ネット「これから」というNPO法人が主催する『わたしの死生観』というシンポジウムに参加しました。

 父親の独居生活を姉妹3人で支えているケアマネージャー、特養入所者を本人や家族の希望で在宅での看取りに切り替えた相談員、訪問看護の現場で日々奮闘する訪問看護ステーションの所長それぞれによる実践報告の後、それを受けて川村内科クリニック院長の川村直先生から「死について語りましょう」ということでお話しがありました。

 3人の報告はそれぞれとても貴重なお話しでしたが、内容を書いていると長くなるので、今回は省略させていただきます。

 川村先生のお話しの中で「目からウロコ」だったのが、「ピンピンコロリ」は本当に理想なのだろうか?ということです。最期までピンピン元気で、あるときコロリと逝きたい、といういわゆる「ピンピンコロリ」ですが、ちょっと考えると理想的な死に方のように思えますが、この状態で亡くなった場合、本人は何も準備ができずに逝ってしまうわけですから、心残りもあるでしょうし、残された人にとっても心の準備がない中で、喪失感は計り知れないものがあるわけです。  現代の日本では、平均寿命が延びたこともあり、健康で生きられる時間よりも障害を持ちながら生きなくてはいけない期間のほうが、より長くなっていく現実があります。そしてかなりの数の人ががんによって死んでいくということを認識しないといけない、と川村先生は断言されていました。がんに罹っても、痛みのケア(いわゆる緩和ケア)がきちっとできていれば、自分の最期について考え、準備をすることができるとも。

 ……なるほど、そうだな。私自身も「ピンピンコロリ」と逝けたらいいなぁと漠然と考えていましたし、人間いつ死ぬかわからないから、いつ死んでもいいように毎日を生きたい、なんて頭では思っていましたけれど、実際は雑事に追われて慌ただしく毎日が過ぎていくだけ……今のままでは悔いばかりが残ってしまいそうな気がします。せめて自分の死期がわかれば、それなりの準備をすることができるかもしれません。そのためにも、がん等の重篤な病気に罹ったら、きちんと告知を受けたいと思います。

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